ドラマ「カルテット」でキュンキュンです

今日は節約・プチセレブネタから離れて、いま私がはまっているドラマカルテットについて語っちゃいます。
 

物語の始まりは・・・

人間ドラマの名手・坂元裕二と、30代を代表する4人の実力派俳優陣との豪華な共演が、この冬、実現!恋、涙、笑い、秘密、嘘が入り乱れ、ほろ苦くて甘いビターチョコレートのような大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンスをお届けします!

ある日、4人は“偶然”出会った。

女ふたり、男ふたり、全員30代。

4人は、夢が叶わなかった人たちである。

人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。

彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。

しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた――。“

引用元:番組公式HPより

 

このドラマの出演者は?

脚本は坂元裕二さん。この方の作品は有名なものが多いのですね。

• 同級生(1989)
• 東京ラブストーリー(1991)
• ラストクリスマス(2004)
• 最高の離婚(2013)



などなど、私たちアラフィフ世代にとても馴染みのある作品を作っておられる脚本家さんです。
最近は「Mother」「Woman」など暗い作品が多かったので敬遠していましたが、久しぶりに揺れ動く心の中を繊細に描いている作品に流石!と唸ってしまいました。
 
そしてこのドラマ、出演者がとても豪華なのです。
アイドルとかで豪華なのではなくて、実力派が揃っているというところです。
主演の松たか子さんはヴァイオリニストの巻真紀(第7話で早乙女真紀に戻りました)さんという役をとてもキュートに演じていて、HEROの雨宮とはまた違った魅力があります。最初の声が小さいところとか、慣れてくると自然に話せるようになるところとか、微妙な発声の違いで見事に演じ分けています。
 
チェリストの世吹(せぶき)すずめ役は満島ひかりさん。実は私はこの方が好きではありませんでした。なんか細すぎるし目が大きすぎるし不幸感がある気がしていたのです。
でもこのすずめちゃんは彼女にぴったりのキャラで、靴下をあんなにキュートに脱げるのは満島さん以外にいないと思います(笑)
 
ヴィオラを演奏するのは家森諭高(ゆたか)役の高橋一生さん。お顔に似合わず変態チックなこだわりを随所にちりばめ、無駄にさえ思える会話のシーンでアクセントとなっています。
第4話での息子を想う父親の姿には胸が苦しくなりました。
 
真紀と同じヴァイオリニストの別府司役は松田龍平さん。本当にお父様譲りの演技派俳優さんです。松田龍平さんはカット一つ切り取ってみても、とても画になる華があると思います。
ずいぶん昔になりますが刑事役を演じていたことがあり、その中で悪者に覚せい剤を打たれてしまう役を演じていました。禁断症状が出てきている様を表す演技には狂気さえ感じるほどの熱演でした。
今回の別府さんはその刑事とは全然違うタイプで、こんなにも別人になれるものなのかと感動しました。
 
 

アラフィフ女がはまるポイントは?

このドラマはずばり「ドーナツ」です。
彼女たちが組んだカルテットの名前は「ドーナツホール」。
司が勤める会社も「ドーナツ」関係。
ドーナツのように真ん中に少し欠けがある、みんな少しだけ欠点がある人間らしい登場人物たちが、それぞれ少しずつすれ違ったり上手くいかなかったりする切なさの描き方が絶妙なのです。
微妙な心の動きと、冬の軽井沢の風景、灯りの使い方、キレイな弦楽器の音色が見事な四重奏となって心に響いてきます。
 
松たか子さんとクドカンが演じる巻夫妻がすれ違う様子は、結婚生活が長くなってきた私たちアラフィフにはドキッとするのではないでしょうか。
「愛してるけど、好きじゃない」
このセリフが胸に突き刺さってしまったら抜けません。
「愛しているし、好き」でいられるように、旦那様に優しくしたくなると思います。
何歳になったって満足の行く毎日を送れる日なんてこない。残りの人生このままで悔いが残らないのかと自問自答しがちな私たち世代にも、どこか欠けていても、上手くいかなくてもいいじゃないと思わせてくれるドラマです。
 
そしてこれは視聴率が高くない理由にもなっていると思うのですが、セリフが長い。でもこのセリフが繊細な心境を透明感のある空気感で表現していると思います。
セリフが長いので、流し観をする方や、物語を読み解くことが好きでない方にははまらないドラマです。
セリフの長さや回し方は山田太一さんに通じるものがあり、「ふぞろいの林檎たち」を彷彿とさせます。
みんな不完全でいいじゃない、そんな気持ちになれるドラマです。
毎日頑張っているあなたに観てほしい、そんなドラマです。