
仔犬を迎えいれたいと思った時に、ブリーダーとショップのどちらから譲り受けるのが良いのか迷いますよね。
そこで今日はブリーダーとショップそれぞれのメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
ブリーダーの場合
メリット
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- 親犬を見ることができる。
一番のメリットはここでしょう。
ダックスの場合はブームの時に避けるべき組み合わせでの繁殖が多かったため、いまでも遺伝疾患を持った仔犬が多くて産まれています。
親犬にそういった疾患がないか、また成長した時の大きさやコートなどのイメージをしっかりつかめることは、仔犬選びでは大きなメリットになります。
また、自家繁殖を考えるなら3世代、できれば5世代遡った先祖のカラーを知りたいところです。
血統書では本当のカラーが分からないので、直接確認ができるのはブリーダーさんから迎え入れなければ難しいでしょう。
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- オークションを介さないので仔犬が怖い思いをしていない。
一般的なショップはオークションで仔犬を買い付けます。
まだ赤ちゃんである仔犬が突然母犬や兄弟から離されて人間の目にさらされることは、きっと大きな恐怖心があると思います。これを避けると人間に恐怖心のないよく尻尾を振る仔犬になりやすい気がします。
デメリット
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- 契約面の保証がない。
仔犬を譲り受けることも、立派な「契約」です。
万が一にも迎え入れた仔犬に先天的な疾患が見つかった時など、明確な保証がなくトラブルに発展することもあるようです。
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- 犬舎で共同生活を送っていたのでノミ・ダニなどがついたまま家に連れ帰ることがある。
ほとんどは良心的な犬舎だと思いますが、このようなトラブルにならないためには、事前にブリーダーさんへ確認をとるようにしておくと安心です。
実際にあったトラブルとして、犬舎で抱いて「この子に決めた」と選んだ仔犬と、迎えに行った時に引き渡された仔犬が違う気がするといったことがあったようです。
この方はブリーダーさんにそれとなく聞いてみても「仔犬は成長しますからね。前回とは雰囲気が変わって当然ですよ〜」と言われて何となく違う気がしながらもその仔犬を連れて帰ってきたそうです。
その子はとてもかわいいそうですが、どうしても最初に抱いた時と比べて貧弱だし、弱々しい気がする気持ちは拭えなかったそうです。
本当に最初の子と渡された子が別々の個体だったのかはわかりません。
しかし大事なのは疑心暗鬼な気持ちで過ごすと、せっかくの愛犬の仔犬時代を楽しめません。
愛らしい仔犬時代はあっという間に過ぎてしまいます。
心から信用できるブリーダーさんを見つけられることが、ブリーダーさんから購入する時には大切ですね。
ショップの場合
メリット
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- 保証がしっかりしている。
ショップは評判が経営と直結しているため、保証内容が明確になっているところがメリットだと思います。
とは言っても、一度家に連れて帰ってしまうと仔犬に先天的な疾患があっても交換することなどは考えられませんが、購入価格までの通院代保証などがついていることもあるので、少しは助かるかもしれません。
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- 体調管理がしっかりしている。
提携病院やサロンなどでしっかり検診を受け、引き渡される時にはトリミングを施術して貰ってるので清潔なことが多い。
また、週に数回の検診があるショップも多く、その時点での疾患の有無や、ダックスに多い膝関節の入り具合なども知ることができるので安心できます。
デメリット
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- 親犬を見られない。
親犬が分からないので、まず繁殖は考えられません。あなたが自分の愛犬に仔犬を産むことを考えてるいるなら、ショップからの購入は避けた方が良いでしょう。
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- 仔犬の時に犬よ群れから離れるので社会性に乏しいことがある。
仔犬は仔犬同士で戯れあいながら社会性を身につけることから、その時間が少ない仔犬は犬としての社会性があまり身についていないことがあると言われています。
これはショップによっては仔犬を2〜3頭で一緒に遊ばせるスペースを設けるなどして対策していることも増えています。
また迎え入れたあと直ぐにパピーパーティーなどに参加することによって社会性を身につけて行っても遅くはありません。
最近はオークションを介さずに直接ブリーダーさんから仕入れるショップも増えています。
どちらから迎え入れることに決めても、自分の目で見て選ぶのが一番です。
ダックスの遺伝や病気について知識をつけてから選んだ方が、後悔しない出会いをつかめると思います。
公園の木々が春めいてきました。
かわいい仔犬とお散歩するのにぴったりな季節です。
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