パックツアーには「ビジネスクラスで行く〇〇」や「上級エコノミーで行く〇〇」のように、最初から上級クラスで行くツアーがありますが、価格が非常に高くなります。
今回の希望プランでみると
青数字が今回選んだプランです。
この基本プランとプレミアムエコノミーとの差額は48,000円です。
この差額をかけるだけの価値があるのか、わたしなりに考えてみた結果、アップグレードをすることにしました。
http://www.jal.co.jp/intltour/
なぜ差額を支払ってでもプレミアムエコノミーにしたのでしょうか。
それには、いくつかの理由があります。
まずわたしは、JMB会員ではありません。
もちろんJGCでもありません。
そしてアメリカン航空のマイレージは持っていますが、ワンワールドの他社マイレージで上級会員でも、JALパック利用のツアーでは当日アップグレードはまずありません。
※この記事はJALマイレージ会員ではない方向けの記事になります。
今回のツアーはJL62便を利用することが決まっていました。
JL62便の使用機材はSS7で、エコノミークラスは3−3−3の配列となっています。
夫婦二人で申し込むと、ほぼ高確率で隣に他者が座ります。
窓側に他者が座れば、その方がトイレへ行くたびに避けたりしなければなりません。
通路側に他者が座れば、私たちがトイレへ行くたびにその方へ迷惑がかかります。
その状態で10時間は大変大きなストレスです。
遠慮してトイレを我慢し膀胱炎にでもなったら、せっかくの旅行が台無しです。
そこで機材の配列をよく見てみると、プレミアムエコノミーの座席は2−4−2の配列ではありませんか!
2−4−2なら、4席のど真ん中にならない限りは、トイレへ行く際も夫婦間で通してもらうことで済みます。それなら遠慮はいりません。
夫婦二人の空間が持てる、これ、けっこう大きいです。
これは利用が平日だったためそれほど混雑しておらず、あまり恩恵はありませんでした。しかし混雑する時期や時間帯によっては、便利な特典だと思います。
空港でチェックインし荷物を預けるために並ぼうとしたら、エコノミークラスのカウンターの前は長蛇の列・・なんてこともあります。
またビジネスクラスのチェックインカウンターは、上級会員の方も利用していたりするため、けっこうお客さんがいたりします。
しかし、プレミアムエコノミー専用カウンターはこのクラスの搭載器材が限られていることと、搭載していても座席数も少ないため利用人数が少なくあまり並ぶことがないようです。
プレミアムエコノミー専用カウンターがない空港があるようですが、その場合はビジネスクラスのチェックインカウンターを利用することができます。
並ぶ時間を減らすことで、旅行前の大切な時間を有意義に使えます。
実はこれが一番のポイントだったりします。
上級マイレージ会員以外でサクララウンジを使えるのは、プレミアムエコノミー以上の予約が必要です。
通常運賃のエコノミーでも一部空港ではラウンジが使えますが、エコノミーを通常運賃で予約することは主婦ではあまりないと思いますので、やはりプレミアムエコノミーを予約してラウンジを利用するのが良さそうです。
サクララウンジでゆったり食事をとってくつろぐもヨシ、シャワーを浴びてリフレッシュをするもヨシ、ロッカーに荷物を預けて身軽に免税店を巡るもヨシと、出発前の過ごし方の幅が広がるところも魅力です。
預け入れ荷物には、写真のような優先タグがつけられます。
これにより、ファーストクラス・ビジネスクラスの次に預け入れ荷物が出てきます。
時間が自由で気にしないフリーでの旅なら必要のないサービスかもしれませんが、国内線への乗り継ぎがある場合など時間に制限がある時には、とても便利です。
特にアメリカは最初に到着した空港で入国審査を受ける必要があるため、一度スーツケースをピックアップする必要があります。
この時に荷物が早く出てくると入国審査にいち早く並べるため、時間短縮になります。
このツアーでは現地係員が乗り継ぎ案内をしてくれたのですが、その際もう一組のご夫婦と一緒になりました。
そのご夫婦はエコノミー利用で上級マイレージ会員ではなかったため、通常どおりに荷物をピックアップし出てきたそうです。
そのご夫婦とわたし達がゲートを出てきた時間では、30分以上違っていました。
飛行機を降りた時間にそれほど差はなかったので、荷物のピックアップか入国審査で差がついたのでしょう。
大きな機材になればなるほど、このプライオリティバゲッジサービスの恩恵は大きいです。
当日アップグレードしても良いの?
プレミアムエコノミーに空席がある場合は、当日チェックイン時に有償でアップグレードできます。
しかし当日アップグレードだと、ラウンジサービスとプライオリティバゲッジサービスがついてきません。
これではせっかく高額なアップグレード費を支払ったのに、もったいないです。
少しでもプレミアムエコノミーにしようかなという気持ちがあるなら、事前にアップグレードしておくことをオススメします。
1:夫婦二人の空間が持てること(ビジネスクラスは一人の空間)
2:専用チェックインカウンターが利用できること(ビジネスクラスと同等)
3:サクララウンジが使えること(ビジネスクラスと同等)
4:プライオリティバゲッジサービスがあること(ビジネスクラスと同等)
5:費用はビジネスクラスの約1/5と安価
この5つが大きな理由です。
最小限の費用でビジネスクラスに近い快適さを手に入れられるプレミアムエコノミーは、金コマなのにプチセレブな生活を目指す主婦の強い味方です。
いよいよ次回から旅行記です。
成田空港でどう過ごしたのか、ラウンジ利用は必要なのか、機内でのエコノミーとの違いは?などなど・・・
旅行の詳細をお伝えします!!