追突事故でむちうち(ムチウチ)になった!
こんな時はどうすれば良いのか考えたこともなかったため、なにが最善なのか悩みました。
そこで、インターネットで調べたり本を読んだりして得た情報をもとに、自分なりに治療プランを立てて見ました。
今日は、私が立てた治療プランをお話しします。
むち打ちは、ほとんどは事故の後2〜3日で症状が現れます。
事故直後や当日から現れることもありますが、長い場合には2週間ほど経ってから現れる人もいるようです。
では、どのような症状が現れるのか?
私に現れた症状は、以下のようでした。
もう、全身痛くてたまらないでしょうというくらいに、症状が並びます。
その他に多くの患者さんにみられる症状として、吐き気があるようです。
これらの症状が、当日の夜から少しずつ出始め、翌日の夕方にはハッキリと自覚できるほどになってきました。
事故の瞬間に「あ!やってしまった!」と思う痛みがあったので、ある程度の覚悟はありましたが、実際に症状が出始めると「むち打ち」という言葉が頭に浮かびます。
むち打ちは早期の治療が大切と聞いたことがあったので、何科を受診すれば良いのかなど調べました。
交通事故の後に目立った外傷がなく、首や背中に痛みを感じた場合は、整形外科を受診することがわかりました。
さっそく近くにある病院の整形外科を受診します。
今回治療費などを負担してくれる相手方の保険会社には、事前に病院へ行くことを連絡し、了承をもらいました。
整形外科で事故の状況と症状を聞かれ、覚えている範囲で一生懸命に説明します。
記憶が曖昧なことを伝えると「あ〜〜衝撃が強かっただろうからね〜」と先生が苦笑いをしていました。
レントゲンを撮るように指示があり、レントゲン室へ向かいます。
あんなにたくさんのレントゲンを撮ったのは、生まれて初めてです。
両手・両腕・首・腰と4部位で、その数16枚!
いったい治療費はいくらになるのだろう・・・考えただけで怖いです。
再び診察室に戻り、今度は診察台の上で横になり、触診を受けます。
腰を押したり足を後ろに持ち上げたり・・・これ、ちょっと痛いです。
検査が終わり、先生の診断を聞きます。
骨と神経には異常無いようですね〜
触って張っているし、いわゆるむち打ちですね
腕と指は、事故の瞬間に手を出したかなんかで、どこかにぶつけたのかもしれないね〜。いわゆる打撲ね
診断の結果、私についた診断名は・・・
ほぼ、打撲とむち打ちですね。
痛み止め薬と湿布をもらい、帰宅しました。
先生のお話では、リハビリは炎症がひく3週間くらいからになるそうです。
さて、むち打ちとわかり少し気が楽になった私ですが、家に帰り日常生活を送ろうとすると首や腰に痛みが走り、思い通りに動けないことが分かりました。
万事がこんな調子で、主婦業が思い通りにできないことに呆然となりました。
私は子育ての中で食育ということに重点をおいていて、娘はこれまでカップ麺やインスタント製品を食べたことがありませんでした。
しかし今回初めてカップの「スキヤキめし」「ハヤシめし」を家族で食べることになり、衝撃的だったようです。
その後も市販のルーというもので作ったカレーやシチューを食べたことがない娘に「カレーのルー」を買ってきてもらったりと、食生活が一変してしまいました。
「なんでこんなことになってしまったのだろう」
もう自己嫌悪の毎日。
自分を責めては泣き、泣いては力が入ることで痛みが増して更に泣き・・・
辛い日が何日が続きました。
そんなある日、行きつけの本屋さんを訪れた時です。
ふと検索機で「むち打ち」と検索してみました。
すると、一冊の本が出てきました。
マンガで知る!「むち打ち症を治すための8つの鍵」という本で、一般社団法人むち打ち治療協会というところの代表理事が出している本でした。
インターネットで検索してもどれも似たような情報ばかり見つかり、知りたい情報になかなかたどり着けていないと感じていた私は、 早速この本を買って読んでみることにしました。
むち打ち協会の本を読んで、むち打ち症にも種類があることを知りました。
まず、むち打ちの正式名称は、「外傷性頚椎捻挫」と言うそうです。
外傷性頚椎捻挫は、主に交通事故や労働災害・スポーツ事故などを原因とし、頚椎を捻挫して、首や腰など周囲に痛みが現れる症状のことを言います。
むち打ち症には、5つのタイプがあるそうです。
今のところ私は頚椎捻挫型のむち打ちではないかと思われます。
5種類のタイプで一番厄介なのが、脳脊髄液減少症と呼ばれるものです。
このタイプは、強い外傷性ショックを受けたことで脳内に強い圧力がかかり、脳脊髄液腔から脳脊髄液が漏れ出てしまうことで起こります。
脳脊髄液が減少すると、髄液圧が下がります。
それによって脳や脊髄から伸びる神経に影響が出ます。
その結果、頭痛・頚部痛・めまい・吐き気・倦怠感・腰痛・記憶障害・頚関節痛・胃腸障害・頻尿・脱水症状などが現れます。
これらの症状に襲われると、就業や学業はおろか日常生活にまで支障をきたすことがあります。
この脳脊髄液減少症は、医療の現場でもまだまだ知られていないので、正確な診断を受けられないことが患者をより苦しめていることもあるそうです。
脳脊髄液減少症の治療にはブラッドパッチと呼ばれる治療が有効であることが多いようです。
このブラッドパッチは、全額自己負担で高額なものでしたが、2016年4月から健康保険の適用が始まりました。
もしあなたの周囲に交通事故にあったことがあり、上記の症状に苦しんでいる人がいたら、専門の病院で検査することをすすめてみてください。
画像などで顕著に現れないむち打ちは、当人の訴えが全てとなります。
痛みを我慢しないで、積極的に治療を受けることをオススメします。
整形外科で湿布薬と痛み止め薬をもらい、あとは時間とともになんとかなるはずと思い頑張っていました。
しかし、痛みと付き合うのはとても大変です。
そこで購入した「マンガで知る!『むち打ち症を治すための8つの鍵』」に書かれていた、整骨院(接骨院)を受診することにしました。
これも事前に相手方の保険会社には了承をもらいました。
さっそく治療を受けてきました。
ところで、整骨院て初めて行きましたが、どんなところなのでしょうか?
整骨院と接骨院は、同じようです。
整骨院(接骨院)には、柔道整復師という捻挫の治療をするプロがいます。
柔道整復師は、専門学校などで人体や医療などを勉強し国家資格試験に合格した人だけがなることができる専門家です。
治療に必要と認められた場合は、健康保険の対象となります。
整骨院とよく似た名前で整体院やカイロプラクティックなどがありますが、これらは民間資格のため健康保険の適用はありませんし、今回の事故のような場合は保険会社から治療費を受けられないケースがほとんどです。
私が行った整骨院は、一般社団法人むち打ち治療協会の認定を受けている「むち打ち専門の整骨院」です。
むち打ちを熟知している施術師によって、その時期と症状に合わせた適切な施術を受けられるのが特徴です。
まずは問診を受けます。
大変混雑している病院と違い、予約で時間が区切られているため、ゆったりとお話ができます。
そして患部を触診し、貼りや炎症などの様子を確認します。
私の場合は、一番重いむち打ち症をレベル10とすると、レベル4〜5にあたるそうです。
これだけ分かっただけでも、気持ちが楽になりました。
電気治療に関しての知識がしっかりとある柔道整復師にしてもらうようにしましょう。
電気治療の目的は、電気で筋肉を動かすことで血流を促し、痛みや張りをとることが主になっているようです。
10分〜15分ほど治療を行います。
私が受けた装置は、電極の周りに吸引カップのようなものがついていて、ピリピリと電気が流れたあと吸引をすることで揉みほぐす効果を感じました。
これも専門家が立てた治療プランにそって、患部から離れたところから始まったり患部に当てたりといろいろあるようです。
柔道整復師ならではの治療です。
手技療法は道具を一切使わずに、柔道整復師の手を使って患者の体に様々な刺激を加えることで、患者本人が元から持っている自然治癒力を高めて機能を回復させる方法です。
揉んだり押したりなどの刺激を与えることで、痛めた組織の回復を早めたり正常な働きを取り戻す手助けをする治療です。
手技療法を受けるうえで最も重要なことは、患部の状態によって刺激の種類や強弱を正確に判断できる知識と技を持っている柔道整復師にお願いするということです。
予めかかろうとしている整骨院の口コミなどを調べておくと安心です。
初めて受ける手技療法は、とてもあっさりした、撫でられたような感じでした。
まだ受傷して間もなく炎症があるため、直接患部への刺激は避けた方が良いからだそうです。
患部の周辺を柔らかくほぐすことで、患部周りの血行を良くし体を楽にすることから始められます。
湿布を貼り痛みが引くのを待つだけより、痛みをかばって起こる他所の痛みを緩和する効果もあるので、整骨院を併用して治療して行くのはよさそうです。
むち打ち症が完治する期間として一番多いのは、だいたい3ヶ月程度のようです。
およそ6ヶ月ほどで症状が固定することが多く、その段階で症状が残っていてそれ以上回復の見込みがないと判断される場合は、後遺症の診断をしてもらうことになります。
突然の追突事故でむち打ち症になった私がたてた治療プランは、次のとおりです。
これが私がたてたプランです。
この通りに進むかは分かりませんが、また治療経過をご報告します。
▼治療を受けたその後の様子はこちらの記事に▼