11月最初の3連休は、iPhoneⅩの当日在庫に並んだ方もたくさんいたようです。
我が家も家族3人で機種変更をし、揃ってiPhoneⅩになりました。
iPhoneは2009年のiPhone3GSから使っていますが、このiPhoneⅩは今までのiPhoneとは別物と言っても良いのではないかと思うほど変化がありました。
歴代iPhoneを知っている主婦の目線で見たiPhoneⅩのレビューをお話ししたいと思います。
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iPhoneⅩは10月27日の16:01より予約が開始でした。
予約は当日10月27日にiPhoneから行いました。
16時頃は手が離せず、少し遅れてのアクセスでしたが、予約ページはスムーズにつながり入力も滞りなくできました。
予約端末は次のとおりです。
予約完了の画面になったのが16:10頃だったと思います。
今回のiPhoneⅩは事前報道でも初期出荷は当初計画の半分となると聞いていたので、年内に届けば良いかなと考えていました。
ところが、発売日の前日11月2日夕方に家電量販店の担当者から電話がかかってきました。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”店員A”]桜子さんですか?ご予約のiPhoneⅩが明日入荷します。つきましては3日以内を目安に機種変更のお手続きに来店をお願いしたいのですが、いつがご都合よろしいですか?[/speech_bubble]
私は、12月の下旬に届くくらいかなと予想していたので驚きました。
しかし、さっそく入荷すると分かれば話は別です。
早く新しいiPhoneをこの手に持ちたい私は、11月3日の一番早い時間枠に手続きの予約を入れました。
機種変更の手続きを発売開始日の11月3日朝8:00で予約してあったので、その時間に合わせて家電量販店へ行きました。
2分前に到着すると、お店のシャッターはすでに開いていて、同じ時間の手続き枠の人たちがキャリア別に並んでいました。
8時ちょうどに手続きが始めらるように直ぐにお店の手続きカウンターへ案内され、間もなく手続きが始まりました。
iPhoneの機種変更は何回もしているので、手続きの概要は予想できていました。
確認書にサインをし、あとはタブレットの項目に適宜入力をします。
それが済むと集中センターとの手続きと新しいiPhoneの設定となるので、今まで使用していたiPhone7PlusのSIMを預け、ケースなどのアクセサリー選びへと入ります。
家電量販店は10時オープンのため、機種変更をする部分だけオープンしている状態です。
機種変更をする人以外がいない空間でのケース選びは、通路が空いていて見やすく快適でした。
ほどなくして手続きが終了し、iPhoneⅩを手にすることができました。
手続きにかかった時間は、50分くらいだったと思います。
私は変化について行くのが苦手な方です。
iPhone6sが発売された時にホームボタンに指紋認証が採用されました。
その時にホームボタンの中にあった「□」マークが消えたのでさえ受け入れるのに時間がかかりました。
そのため最初は機種変更をするのに抵抗があり、時間が経ってからやっと機種変更をする気持ちになったほどです。
今回もホームボタンがなくなること、それが最後まで悩んだポイントでした。
しかし、いざホームボタンがなくなったiPhoneⅩを操作してみると、その操作性の良さは感動を覚えるほど快適なものでした。
ホーム画面に戻るためにホームボタンへ親指を伸ばし押しこむ必要がなく、画面の下からシュッと親指をスライドするだけで瞬時に画面が切り替わるのは、快適としか言いようがありません。
また、アプリを変えたければ親指を下から画面中央で止めることでアプリを横に並べられ、親指で左右に動かすことで使用中の他アプリに切り替えられるのも、手が小さな女性には動作が改善されたと感じられます。
ホームボタンがなくなってみると「あぁ、ホームボタンて煩わしいものだったんだな」と感じてしまう私がいます。
ホームボタンがなくなることに抵抗を感じている人は、ぜひ一度その操作性を体感してみることをオススメします。
体感する前と違った感想を持つかもしれません。
iPhoneⅩでスクリーンショットを撮るには、電源ボタンとボリュームボタン(上)を同時に押します。
私はiPhone7Plusでスクリーンショットを撮るには右手の親指で電源ボタンを押し左手の親指でホームボタンを押していました。
両手が必要なので荷物を持っている時に苦労したことがあります。
またタイミングが合わないとスクリーンショットが撮れずにホーム画面へ戻ってしまうこともありました。
しかしiPhoneⅩでは片手で操作できるようになり、同じ手にある指なのでタイミングがズレることもなくなりました。
これはiPhoneⅩにしてよかったと感じている点のひとつです。
顔認証はFace IDと呼ばれるもので、予め自分のiPhoneに顔を覚えさせ登録しておくことで使える機能です。
フロントカメラで顔をグルリと回しながら覚えさせます。
発売後すぐから寝顔でiPhoneのロック解除をされ、勝手にApple Payで決済をされてしまうという動画が反響を呼びましたが、その心配はほぼ必要ないと思います。
まず、あの動画には寝顔とロック解除が同時に映っていないこと。
本当に寝顔でロック解除できたのかどうかは、あの動画作成者にしか分かりません。
それから、Face IDには「Face IDを使用するには注視が必要」というチェック項目があるので、その項目をONにしておけば目が開いていなければロック解除できません。
また、指紋認証では写真などの画像から指紋を再現することで解除できるとの指摘がありましたが、Face IDでは瞳も要素に入っているため画像から顔だけを復元しても認証されない安全なものと言えるでしょう。
iPhoneを使おうと画面を見た瞬間にロックが解除されているくらい早いです。
iPhone7Plusの指紋認証と比べると、体感にすると半分くらいの時間で解除されています。
ここで私には購入前に心配していたことがありました。
毎日の目覚ましにiPhoneのアプリを使用しているのですが、夜中に目が覚めた時にiPhoneで時間を確認したらホーム画面に戻ってしまい、アプリが正常に作動しなかったら寝坊してしまうのではないかということでした。
しかし、そんな心配は一切必要がありませんでした。
iPhone7・7Plusまではロックを解除するとホーム画面を表示しましたが、iPhoneⅩではロックを解除するというのは鍵のマークが開くだけで、表示はロック時の待ち受け画面のままです。
動作としてはiPhoneを手に持ち(ここでロックが解除される)親指を下からスッとスライドすることで解除時のホーム画面を表示させるので、ホームボタンに少しの間指を置くよりずっと楽です。
指紋認証は家事をしていて濡れた手では反応しませんでした。
また、濡れた手ではパスコードも画面が反応せず使えなかったため、一度手を洗い拭いてから使わなければならず、主婦には向いていない面もありました。
Face IDはコツンと画面に触れた後カメラを見つめれば解除されるので、手が濡れていてもロックを解除し、SIRIに話しかけることでアプリを操作してもらえるようになったのは画期的です。
今までのiPhoneではロックが解除されたiPhoneでは記憶した各種IDやパスワードは自動的に表示されていましたが、Face ID搭載のiPhoneでは顔で瞬時に認証し表示されるので、自分以外の人がパスワードでロックを解除しても勝手にパスワードが必要な画面にログインできないようになっていることは大きな進歩です。
当然と言えば当然なのですが、マスクをしていると同一人物だと判断してくれないのでロック解除できません。
私はQuick payを使用するのですが、風邪をひいていてマスクをしていた時はレジでマスクを一度顎まで下げて決済をしました。
一瞬のことなので煩わしくはないのですが、慣れないので少しだけ不思議に感じました。
しかし、指紋認証の時には指に絆創膏を貼っていて使えず剥がす訳にいかなくて慌てたり、冬場は手袋をいちいち外さなければならなかったので、それに比べれば手間でもなんでもありません。
※マスクは顎下まで下げなくても、鼻の下(唇の上)まで露出させれば顔を認証してもらえました。
また、指紋認証はペットでも登録できましたが、顔認証はペットでは難しいようです。(2017/11/12 追記)
iPhoneⅩを横向きにした状態で画面を覗いても認証されません。
私はスマホで動画をよく観ています。
スマホスタンドの上に横向きに置いたまま一時停止をし、ちょっとの用事を済ませて戻ってくるとiPhoneはスリープしていることが多いのですが、その向きでは顔を認証してくれません。
一度縦向きに戻しFace IDでロックを解除し、再びスタンドへ横向きに置かなければなりません。
これはモーションセンサーなどでiPhone自身が横向きになっていることが分かるのだから、登録した顔を横向きに回転させて認証させるなど、何かしらで改善できるのではないかと思うのでアップデートに期待したいところです。
Androidではすでに発売されている有機EL画面が、Appleファンにとって待望の初搭載機種となりました。
有機EL画面は黒色がしっかり出ることが特徴で、それによって色の違いがくっきりと鮮明になり、老眼を意識し始めたアラフィフ女性には目に優しい画面となっています。
私はiPhoneⅩになってから、iPhoneを見る時に老眼鏡をかける頻度が減りました。
これは表示の大きさが変化したとかではなく、表示される字や画像の滲みが減り色の境目がくっきりしたからなのではないかと推測しています。
3機種で同じ写真を表示して比較してみました。
iPhone6sとiPhoneⅩを比較してみると、iPhoneⅩの画面幅はほぼ変わらず縦に伸びていることが分かります。
ちょうどtwitterのタイムラインが1tweet多く表示されるようになったくらいです。
iPhone7PlusとiPhoneⅩでは、iPhoneⅩの画面幅は少し狭くなり、やはり縦に伸びているようです。
動画を観るのに画面が小さくなることを心配していましたが、動画の視聴エリアとしてはほんの少し小さくなりましたが、映像がくっきりと見やすくなったことで違いを感じることはほとんどなく、色がくっきりしたことで目の疲れが減りました。
機械的な説明は専門家のページにたくさん載っているので、ここでは割愛します。
主婦は意外とLINEやメッセージの入力をする機会が多くあります。
このiPhoneⅩは文字を入力しようとした時の反応が素晴らしく速いのです。
フリック操作をしょうとすると指を動かす前にわずかな指の動きを察知してテキストが入力されている、そんな印象です。
スマホ世代の娘でも「入力、速っ!」と驚くほどの反応速度です。
電車の中であと一駅しかないとか昼休みが終わる5分前といった隙間時間でも、ササっと返信を送信することができます。
この文字入力の速さは、ぜひ実機で体感してみて欲しいです。
iPhoneⅩを1週間使ってみた感想は、とにかくストレスフリーなデバイスであること。
操作感・操作方法・質感・スペックのどれもがバランスよく高い次元でまとめられた製品だと感じます。
これはiPodで初めてホイールが無くなった時のような衝撃です。
この進化したストレスフリーなデバイスであることは、残念ながら混雑した店頭で少しだけ操作しただけでは分かりにくいかもしれないことです。
もしあなたがiPhoneⅩとiPhone8で迷っているとしたら、空いている時間に店頭へ行き、じっくりとiPhoneⅩを操作してみてから決断をして欲しいと思います。
アラフィフ主婦にとって習慣が変化するということは勇気がいることです。
でも少しの勇気で変わるものもあります。
あなたもiPhoneⅩを試してみませんか?